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杏林大学医学部附属病院

新入局員紹介

芳鐘 一先生

今年度当教室に新たに5人のレジデント(後期研修医・救急科プログラム専攻医)を迎えました。

今回芳鐘先生に自己紹介、入局の理由、研修医や医学生の皆さんへのメッセージを書いていただいたので掲載させていただきます。


私が医師を志したのは「道端で倒れている人を救えたらカッコ良いな!!」と漠然とした思いから始まります。浪人中に救急医という存在を知り、入学するなら救急が強い大学へと思い高度救命救急センターがある杏林大学へ進学しました。学生時代は日々の勉強で手一杯になりつつもカッコ良い医師を目指してなんとか卒業し、初期研修も同大学病院で行いました。初期研修では必修科目に加えて選択科目として救急科を選び、杏林救急の凄さを目の当たりにしました。

 救急医であると同時に、様々なサブスペシャリティー(外科・形成外科・麻酔科・内視鏡・I V R等々)を有した先生方が年次を問わずチームとなって治療にあたっている現場は、それぞれの領域で専門性の高い議論が行われており、他科では見ることのない光景です。しかしそれぞれの専門家に任せきりというわけではなく、多面的に見て患者さんにとっての最適解を導き出すのが救急医療の難しいところでもあり、その魅力であると感じております。

 最近は、初療を救急医が担当し病棟入室後は他診療科医がそれぞれ治療を行う北米型E Rが全国的に主流となっていますが、重症患者さんにおいては同時に多様なプロブレムを抱えていることが多く、多くの専門診療科が携わる必要があります。そのような実情において杏林救急はコミュニケーションが早急に取りやすい自科の中で治療を行い、全身状態が安定した上でさらに高度な治療が必要な場合には他診療科に協力をお願いする方針としており、大学病院の特性を活かした治療を提供することができています。

 専攻医としてスタートラインを切ったばかりで必要な手技・知識を身につけるのに日々奮闘している私ですが、常に先輩方からご指導を頂けるのはチーム一丸となって患者さんの治療に携わり、コミュニケーションを密に取っている杏林救急ならではだと思います。

 これをお読みの研修医の先生や医学生のみなさん、私もまだまだ未熟ですが、一緒にカッコ良い医師を目指しましょう。お会いできる日を心よりお待ちしております。

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