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杏林大学医学部附属病院

新入局員紹介 Vol.2

関口 航也先生

新入局員紹介、第二弾は関口航也先生にお話を伺いました。



Q&A

◯医師・救急科を志したきっかけは?

自分が医者を目指したきっかけは、中学3年生の時の東日本大震災です。当時の状況を様々な視点から見ることで、人の役に立つ仕事がしたいと漫然と考えるようになり、医者という道を選びました。医学部での6年間と初期臨床研修の2年間の中で、迅速に幅広い対応が求められ、生命に直結する診療を行うことができることに魅力を感じ、救急科に入局しました。

 

 

◯杏林救急ってどんなところ?

救急医は幅広い知識が必要とされるため、専門分野がなければ広く浅い知識を持った医者になってしまうと思います。杏林救急は救急としての幅広い技術・知識を習得できることに加えて、様々なサブスペシャリティを有した医師が各分野に豊富に存在し、積極的にサブスペシャリティを習得できる専門プログラムを施行しています。このおかげで重症疾患に対して、救急としてのベースがある中で各専門領域のスタッフを中心に、専門性の高い治療を進めることができています。

 

杏林救急は救急車やドクターヘリからの重症患者の受け入れを行う高度救命救急の業務と重症患者の24時間のモニタリングを行うICUの業務を並行して行っています。当院には年間2000件を超える重症患者が搬送されています。杏林救急は搬送された全患者の初期対応を行い、ICUで継続的に集中管理する場合もあれば、循環器や脳外科領域などは専門科に診療を依頼する場合もあります。

このように救急科として専門性の高い治療を行うと同時に、他科との連携を積極的に行う治療を併用することで、多種多様な重症患者に対応できるようになっています。

 

 

◯実際に入局してみて。

毎日とにかく沢山の患者さんを診るので、経験値が溜まるのが実感できます。救急車の対応だけでなく、集中治療や一般病棟での入院管理も学ぶことができます。常に幅広い知識を持った上級医の方とコミュニケーションをとりながら診療にあたることができ、充実した毎日を過ごすことができています。

 

 

◯休日の過ごし方は?

シフト制なのでオンオフがはっきりとした環境です。早く仕事が終わった日やオフには、ランニングや映画・スポーツ鑑賞をして心身リフレッシュしています。

 

 

◯救急医を志す後輩へ

一般に救急医というと「忙しい」というイメージがあると思います。ですが他の診療科でも意識を高く持って、継続的に努力し続ける人は、同じくらい「忙しい」と個人的には思います。救急科の魅力は、忙しい中で得られる大きな「やりがい」だと思っています。

杏林救急は豊富な症例と指導に好意的な上級医の先生のおかげで、日々の成長とやりがいを感じることができる環境です。今回この文章を読んで、少しでも救急医療に興味を持ち、一緒に働くことができたら嬉しいです。

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