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杏林大学医学部附属病院

当教室の研究について

杏林大学医学部付属病院は研究・教育機関であり、医学の発展のために貢献する使命を持っております。従いまして、当院へ搬送され治療された患者さんに関する診療情報は、個人が特定されないよう匿名化した上で各学会等の研究・教育機関へ報告させていただく可能性があります。

杏林大学医学部救急医学教室で治療を受けられた患者さんに関しましては、入院時または治療経過中に担当医から上記内容のご相談をさせて頂く可能性がございます。ご本人ご家族のご同意がなければ、研究の試料・情報として用いることはなく、またその際に患者さんの治療に置いて不利益が生じることはございません。また、ご同意頂いた後にいつでも同意の撤回をすることが可能です。

研究課題1

杏林大学医学部救急医学教室では、以下の臨床研究を慶慮義塾大学理工学部物理情報工学科信号・画像処理研究室と共同で行っています。
本研究は、通常の診療で得られた過去の記録をまとめることによって行います。
このような研究では、対象となる患者さんお一人お一人に直接ご説明しご同意を得ることが難しく、厚生労働省「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定で、研究内容の情報を公開することが必要とされております。
この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。

研究課題名

「熱傷創のデジタル写真画像を用いた面積及び深達度評価手法の検討・検証と診療支援ツールの開発研究」

研究の意義・目的

熱傷の治療には、受傷した熱傷の面積と深さからなる重症度評価が重要な情報です。一般的に、受傷した面積が広く、深さが 深いほど予後が悪くなることが知られています。そのため治療方針や、専門施設への転院搬送の基準において、これらを基にした推奨事項が多数存在します。しかしながら、これらの評価は科学技術が進んだ現在でも目測が主体です。そのため、専門家と非専門家の間で、評価に10%もの差が生じると報告されています。これでは治療の成否に大きな影響がでてしまし、かねません。そこで、多くの専門家を抱えて高度な熱傷治療を提供している当教室と、医用工学の専門家である慶慮義塾大学理工学部物理情報工学科信号・画像処理研究室の共同研究により、熱傷のデ、ジタル写真画像を用いた研究・開発を行います。画像解析技術の検討・高度化に加えて、最終的には、重症度に応じて適切な情報を提供する診療支援ツールの開発を目指しています。

研究の方法

研究対象の患者さんは以下の通りです。
本研究の対象とする症例は、平成28年3月までに撮影された熱傷の患者さんの体表面写真計30症例です。未成年者や、個人が特定されやすい顔面の写真は用いません。画像の解析にあわせて利用する診療情報は、年齢、性別、身長、体重、受傷機転、受傷部位、熱傷の面積や深さと重症度指標、受傷後から写真が撮影された日までの日数、手術の有無と部位になります。

個人情報の取り扱い

利用する情報は、お名前、ご住所など、患者さんを直接同定できる個人情報を削除されます。また、研究成果は学体操会や学術雑誌等で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。

研究期間

倫理審査委員会承認後から西暦2018年3月31日迄

研究への参加を希望されない場合

 当救急医学教室で熱傷の治療を受けられた患者さんで、本研究への参加を希望されない方は、下記の研究責任者守永広征までご連絡ください。申し出のあった患者さんに関する医療情報の登録を中止し、速やかに削除します。

研究課題2

外傷は若年者の死因の第1位、2位を占め、社会的に大きな健康問題となっています。外傷の診療の質を評価し、向上させることは国益を鑑みても重要なことです。外傷診療の質を向上させるには、外傷患者に関わるデータを蓄積・解析することで臨床現場にフィードバックすることが必要です。当教室ではこのため、日本外傷データバンクに参加申し込みをしています。詳しくは、以下の文章をご参照ください。

研究課題名

日本外傷データバンクへの外傷患者登録と登録データを用いた臨床研究

研究の対象

本研究の対象となるのは、全国の救急医療施設を受診され、重症外傷を有する患者様です。個人を特定できる情報を除外した形で患者情報・データを登録します。登録はインターネットを用いた入力により行います。

研究目的・方法

外傷は子供や若年層の死因の第1位、2位を占め、社会的損失の大きい健康問題です。外傷の診療の質を評価し、向上させることは外傷による死亡率を低下させるために重要なことです。本研究では、外傷診療にかかわるデータを全国の医療施設(主に救命救急センター)から収集し、各医療施設の診療の質評価や、診療行為の効果を評価するための分析を行います。施設ごとのデータを全国データと比較することにより、各施設の診療の現状を評価することが可能になり、診療の質向上に寄与することができます。さらに、集積されたデータを分析することにより、診療行為の効果や診断の精度を評価し、外傷診療システム全体の向上に寄与することが期待できます。

研究に用いる試料・情報の種類

全国の救急医療施設を受診し、重症外傷を有する症例を匿名化して、受傷原因、重症時のバイタル、病院での処置や治療、入院日数、死亡の有無などのデータをインターネットを用いた入力により登録し、施設ごとのデータを比較・分析することする。

研究期間

2017年10 月 5 日~2020年3月31日

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2 
研究責任者 杏林大学医学部救急医学 助教 守永広征
TEL : 0422-47-5511 (代表)

研究課題3

感染症に罹患すると、体内に侵入した細菌の排除を目的とした白血球が増加、活発化する事で生体を防御し、傷ついた組織を修復しようとする全身の反応が起こります。大きなやけどや怪我などの身体への負担(急性生体侵襲)に対しても同様の現象が起こるため、重症熱傷を患っている患者さんが感染症にかかった場合、その発見がしばしば困難となり予後を悪化させる要因となります。当教室では白血球の動きに着目し、米国ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院と共同で、熱傷患者さんが感染症に罹患したことを早期に発見することを目的とした研究を行なっています。詳しくは、以下の文章をご参照ください。

研究課題名

 

熱傷における好中球遊走能および機能解析による新たな感染マーカー開発


研究の対象


 

本研究の対象となるのは、杏林大学病院高度救命救急センターへ3次救急搬送された、熱傷を有する患者様です。

研究目的・方法


感染症に罹患すると、体内に侵入した細菌の排除を目的とした白血球が増加、活発化する事で生体を防御し、傷ついた組織を修復しようとする全身の反応が起こります。大きなやけどや怪我などの身体への負担(急性生体侵襲)に対しても同様の現象が起こるため、重症熱傷を患っている患者様が感染症にかかった場合、その発見がしばしば困難となり予後を悪化させる要因となります。当教室では白血球の動きと機能に着目し、より重症熱傷においてより早期に感染症の罹患を検知する新規感染マーカーの探索を行うことで、救命が困難な重症熱傷患者の予後改善に寄与することが期待できます。

 

本研究で評価する新規感染マーカーとして、マイクロ流路デバイスを用いた自発的好中球遊走能(Spontaneous Neutrophil MotilitySNM)および好中球の機能的活性度(Endotoxin Activity AssayEAA)の評価を行います。前者は数μLの全血をマイクロ流路デバイスへ注入し、簡易顕微鏡を用いて好中球の動きをtime lapse撮影で計測し、集めた画像を動画として解析ソフトを用いて分析することで、好中球の自発的遊走能を評価します。後者は約0.5mlの全血へ抗エンドトキシン抗体を付加し吸光度を測定することで活性化された好中球から放出される活性酸素を定量化し、好中球の活性度を評価します。

研究に用いる試料・情報の種類


 

一般の血液検査と同時に追加で約1ml採血し本研究に使用します。入院後数時間以内に1回、および入院後2週間は連日、それ以降は一般採血と同じタイミングで本研究に必要な検査を実施します。電子カルテから、患者のデータ(熱傷面積、手術、抗菌薬、輸血および血液製剤の投与、透析の有無や、血管作動薬の使用状態、入院日数、ICU滞在日数など)や、既存の検査データ(SIRSおよびSOFAqSOFAの各項目、乳酸値や動脈血ガス分析結果、既存の感染マーカーなど)を抽出し、比較・分析を行います。

研究期間


杏林大学倫理委員会承認後 ~ 2022331

お問い合わせ先

 

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。血液試料はデータ採取後直ちに医療廃棄物として破棄し、情報についても当該研究に用いられることについて患者さんもしくは代諾者の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者様に不利益が生じることはありません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2 
研究責任者 杏林大学医学部救急医学 助教 大田原正幸
TEL : 0422-47-5511 (
代表)

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